米comScore は2015年12月16日、同社 qSearch データによる米国デスクトップPCにおける2015年11月の検索エンジンランキングを発表した。
シェア別1位は Google の 63.9%、2位は Microsoft (Bing) の20.9%、3位の Yahoo! は 12.5%だった。Microsoft は2015年3月以来、20%以上の市場シェアを維持している。一方、同月における米国全体(デスクトップPCのみ)の合計検索クエリ数は 181億5,800万クエリ。うち Google が 116億700万クエリを処理した。2位の Microsoft は36億2,400万クエリ、3位の Yahoo! は 21億5,500万クエリ。
米国検索エンジン市場シェアの推移 (2006年1月から2015年11月)
comScore が毎月発表してきた米国の検索エンジン市場シェアのデータを2006年1月から集計すると、上記のグラフの通りとなる。青色が Google、赤色が Yahoo!、オレンジ色が Bing を表している。2006年1月時点では Google が 41.4%、Yahoo! が 28.7%、Microsoft が 13.7% だったが、2007年から2008年にかけて Google の検索シェアが急激に拡大、以後は 65%前後を推移していることがわかる。
Yahoo! と Microsoft は検索事業で提携し、2010年8月にBing への移行を完了した。しかし検索シェアの推移を追うと、2012年1月~2月で両者が横並びとなり、以後は Bing が検索シェアを 20% まで伸ばしたのに対し、Yahoo! は 12-13%前後で低迷している。検索事業の提携合意時点の16.8%から4ポイント落としたことになる。
comScore Releases November 2015 U.S. Desktop Search Engine Rankings