米comScoreは2010年7月13日、2010年6月の米国の検索エンジンシェアレポートを発表した。comScore qSearchのデータを集計した。
comScore Core Search Reportは、5大検索エンジン(Google, Yahoo!, Bing, Ask.com, AOL) それぞれの検索サイト及びパートナーサイトにおける検索クエリ数を合算して検索シェアを計算している。ローカル検索や地図検索、動画共有サイトにおける検索クエリは除外されている。
2010年6月はGoogleが前月比マイナス0.9ポイントの62.6%、Yahoo!は同0.6ポイント増の18.9%、Microsoft Bingも同0.5ポイント増の12.7%だった。米国では8月以降にYahoo!のバックエンド検索技術がBingに切り替わることがアナウンス済みだが、両社を合算した場合の検索シェアは31.6%となる。
同じcomScoreの集計で比較すると、2009年6月のBing正式リリース後、Yahoo!とBingの合算シェアは2010年5月に30.4%と初めて30%を超えた。今月はさらに1.2ポイント増の31.6%と好調を維持している。Googleは2008年4月以来、60%以上の検索シェアをキープしている。
2010年6月の米国の検索クエリ総数は約164億回で5月から3ポイント増加した。うち、Googleが103億の検索を処理している。
検索プロパティ別に集計したcomScore Expanded Search Query ReportではMicrosoft全体で前月比25%検索数が増加している。Facebookは2010年4月に6億回を突破して以後、足踏み状態。
comScore Releases June 2010 U.S. Search Engine Rankings