ユーザーのウェブ閲覧情報を収集する事で様々なデータを提供する、Alexa の紹介です。Alexa でウェブサイトを調べると、毎日のトラフィックデータや同じWebサイトを見たユーザーが他にどんなWebサイトを閲覧しているか、といった様々な情報を取得する事ができます。
Alexa の特徴はサイトトラフィックの詳細データを表示する点にあります。Alexa は同社のツールバー Alexa Toolbar や Internet Explorer を利用しているユーザーからの個人情報 - IPアドレス、ブラウザの種類、訪問したWebページなどウェブ閲覧に関する様々な情報 - を収集し分析します。その結果、数百万もの Alexa 利用ユーザーのデータを元に算出した Webサイト毎のトラフィックランク(Traffic Rank) やリーチランク(Rearch Rank)、ページビュー(Page View)といったトラフィックに関する詳細なデータを表示する事が可能です。
Alexa のサイトから検索を行うことでデータの閲覧が可能です。Alexa から検索をすると検索結果自体は Google なのですが、トップ3のサイトはウェブ画面のサムネイル画像が表示されます。
また、検索結果一覧上のサイトをクリックすると、そのサイトを訪れたユーザーが他にどんなサイトを見ていたか(People who visit this page also visit: )や、サイトの情報(Site Stats for )、サイト所有者の情報(Contact Info for :)、サイト訪問者によるレビュー記事(All Reviews)、被リンク情報(Other sites that link to :)が表示されます。
サイトトラフィックの詳細(See Traffic Details)をクリックすると、トラフィックデータがグラフ表示され、同時にページビューやリーチ率の情報を見ることができます。単に現在のデータを表示するだけでなく、現在、3ヶ月前、6ヶ月前といった過去データとの比較も行われます。過去1年間のランキングはトレンドグラフ(Trend Graph)で表示されます。なお、表示できるトラフィックデータはホスト単位(トップレベルドメイン単位)のみです。各 URL 毎(ページ毎)のトラフィックデータは表示されません。
Alexa の検索ボックスに URL を入れることで Webサイトのサイトトラフィック情報を見ることができます。自分のサイトはもちろん、普段見ているサイトは世界的にはどのようなランキングになるか、あるいは競合サイトと自分のサイトとのトラフィックの比較をしてみるのも面白いでしょう。
Alexa の歴史
Alexa Internet は 1996年設立。1997年に Alexa ツールバー v1.0 をリリース。1998年に Netscape Navigator 4.0 にスマートブラウジング機能の中核として Alexa がビルトイン搭載される。さらに 1999年には Microsoft のブラウザ、Internet Explorer にも Alexa の機能が実装される。その後1999年6月にオンライン書店大手、米Amazon.com の子会社となる。ネット上に存在した過去のウェブページを保存している Internet Archive (インターネットアーカイブ)にキャッシュデータを寄贈している。