Google France が商標権のある用語を持つ旅行代理店と争っていた知的財産権訴訟について、フランスの裁判所より罰金を命じられた。
Google France はフランスで争われていた知的財産権訴訟について Google 敗訴の判決を言い渡した。
フランス近郊のナンテール裁判所は Google France に対して商標権のあるキーワードの検索結果に競合企業の広告を表示させたことに対して 75,000ユーロの罰金を命じた。
この知的財産権訴訟は、"Bourse des vols"の商標権を持つ旅行代理店が Google に対して、競合企業が同用語をテキスト広告を表示させるキーワードとして登録しないように求めたのに対して Google France が拒否をしたことが発端。
米USAToday.com によると、今回の判決は商標の所有者が検索サービス企業に対して、広告主が商標権のある用語をテキスト広告に利用しないよう求めた裁判で勝訴した初めての事例だと伝えている。もし他国でも同様の判決が出れば、検索企業は広告主にキーワードを利用させる前にスクリーニングを行う必要性が出てくる。
フランス裁判所は2000年11月にも Yahoo! に対してフランス国内の人々がナチスの記念品を販売するサイトにアクセスできないように命じる判決を下している。
[Source]
Google ordered to pay fine in French trademark case [USAToday.com / Christopher Noble, Reuters / Posted 10/18/2003 2:00 PM / Updated 10/18/2003 3:05 PM ]
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