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Google、書籍全文検索サービスの構築に着手

米Googleが書籍本文の検索可能なデータベース構築について本の出版社と話し合いをしている、と米New York Times誌が報じた。Google の広報 David Krane氏はコメントはコメントを避けている。

書籍全文検索サービスについては米Amazon.com が既に同様のサービスを開始しており、この動きに Google も追随するものとみられる。

米Publishers Weekly誌によると、Google は Amazon と同様の書籍の抜粋を表示する方式ではなく、Googleクローラーが収集できる形式のデータベースを構築し、ユーザーの検索に応じて最も関連性のある書籍の抜粋ページを表示するような方式をとるだろうと報じています。

[分析]

Amazon.com は購入判断材料の手段として書籍全文検索を提供するのに対して、Google はユーザーが探し求める情報を書籍・Web の区別なくシームレスに検索できる環境の構築、というアプローチをしています。それが「(一般検索から)キーワードとの関連性が高い書籍へ誘導する」という製品アイデアに反映されています。ユーザーにとっては、的確な情報があればどの媒体に存在しようと関係ないということでしょう。


表:Amazon.com と Google、書籍全文検索サービスにおけるターゲット戦略の違い

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ターゲット

製品アイデア

製品コンセプト

Amazon.com
書籍購入を検討するユーザ 書籍購入の判断材料に 書籍全文検索

Google
情報探索 媒体を問わず必要な情報にシームレスにアクセス (ネット検索の1つとしての)書籍全文検索


[Source]

Google Studies Creation of Book Database [New York Times / October 28, 2003]

The Amazoning of Google? Search Firm Looks for Book Content [Publishers Weekly / Steven Zeitchik, PW NewsLine -- 10/28/2003]

How that content would be presented is not clear, but it would likely not be provided in excerpted passages to customers, as it is on Amazon. Instead, the material would go into a database that Google spiders would comb, then turning up relevant links. If a user clicks through, they would be sent to a separate page that contains a book abstract and the opportunity to buy the title. Who would actually be responsible for the sale would be a decision presumably left to the publisher. (Publishers Weekly)

[関連]

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