米サーチマーケティング会社Enquiroは26日、オンライン消費者の検索行動に関する調査レポートを発表した。この調査の中で、現代の消費者にとって検索エンジンを通じて将来購入を予定する商品の情報収集を行うことは日常茶飯事で行う行為であり、検索エンジンが消費者の購買決定に至るまでの過程において非常に大きな影響を与えていることが明らかになった。
今回の調査で、65%以上の北米のオンライン消費者は事前の情報収集のために検索エンジンを利用していることが判明した。Enquiro 社 CEO、Gord Hotchkissは「今回の調査で少なからず驚いた事実が明らかになった。例えば検索エンジンは実際の購買というアクションそのものよりも、事前の情報収集のために使われているということだ。しかし現実には多数のサーチマーケティングキャンペーンは購買に主眼を置いている。また、今回の調査で女性は男性とは大きくことなる検索行動をとったことも驚きだった」とコメントしている。
また今回の調査で、多くの検索エンジンユーザーは最初にスポンサー広告枠よりも従来の無料の検索結果表示の方に注意を向けていることも明らかになった。この傾向は特に広告と無料の情報を明確に区分している Google ユーザーで顕著だった。
###コメント
インターネットの登場により、自らの交友関係の範囲を超えて、遠く離れた場所にいる無数のユーザーによる商品に関するレビューや感想、使い勝手、そしてニュースや雑誌による記事の情報を容易に取得できるようになった。購買前の段階でアクセス可能な情報量が飛躍的に増加したことにより、消費者側に商品の区別・選別を行うための知識が蓄積され、それに応じてより適切な - 自分のニーズにより合致した - 商品を探し求めるようになったことで、検索エンジンでの情報収集が行われるようになったのでしょう。
http://www.enquiro.com/research.asp
[Source]
Study Finds Search Engines Play a Huge Role in Consumer Purchase Research [Enquiro Press Release]