米調査会社・comScoreによると、オンライン購入に至らなくとも消費者は価格比較のために頻繁に検索エンジンを利用しているという。インターネットが価格調査のためにさらに重要性を増すと考える消費者は80%。「比較サイトへ誘導している検索エンジンの役割を見ると、消費者は最もお買い得な商品を見つけるためにインターネットにさらに依存してきていることがわかる」とcomScore CEO Magid Abrahamは話す。
検索エンジンやネット広告などサードパーティーによるAmazon.comといったeコマースサイトへの送客数の割合は、2007年4月の39%から2008年4月は47%へと増加、しかしこうしたサイト経由により発生したセールスは、同25%から27%へと僅かな伸び。つまり、消費者はネット上であちこちのeコマースサイトを訪問して価格調査をしながらお買い得情報を探し、買う商品を決めたらどこか他の場所で商品を購入しているということになる。実際、こうした行動の3分の1は検索によってもたらされている。
また、購買は必ずしもオンラインで発生しているわけではない。5人に4人はオンライン検索で価格情報を調べた後、オフラインで商品を購入している。