ネットレイティングス株式会社は2005年8月26日、2005年7月度のインターネット利用動向情報サービスの調査結果し、映画化、テレビドラマ化で注目を集める「電車男」のキーワードランキングが急上昇していることがわかった。
Yahoo! やMSNなどの主要ポータルサイトの検索サービス、Googleなどの主要検索サイトを集計対象とした検索キーワードランキングで、「電車男」は5月の79位、6月の17位から、7月は5位に急上昇、推計入力者数は63万7千人に達している。6月4日に公開された映画版「電車男」の公式サイトは公開後も勢いは衰えず、7月には49万4千人に拡大した。また、7月からフジテレビ系列で始まったテレビドラマ版「電車男」の公式サイト(wwwc.fujitv.co.jp/denshaotoko)にも60万2千人が訪問、フジテレビ(fujitv.co.jp)のサイト訪問者全体(499万7千人)の12%が視聴したことになるという。
ネットレイティングス代表取締役社長兼チーフアナリストの萩原雅之氏は「昨年の電車男ブームはネットユーザー内に限られた流行でしたが、当時も検索キーワードや関連サイトへのアクセスは大きく伸びていました。その後、オンライン上ではいったん沈静化したものの、今年に入り出版、漫画、映画、ドラマなどのメディア展開が行われたことで、再び検索キーワードの入力者数や関連サイトの訪問者数増加となって現れたようです。昨年と比較すると関心層のボリュームは拡大しており、その特性も大きく変化していると考えられます。」と話している。
図はネットレイティングスより。
ネットレイティングス株式会社