株式会社日経リサーチは2007年1月22日、CGMにおける購買行動への影響に関する調査結果を発表した。
調査は2006年11月30日から12月5日、16-69歳の男女 5,128サンプルを対象に実施。ブログおよびSNSの利用者に対して、ブログやSNSを読んで商品を購買した経験を聞いたところ、ブログ利用者(開設者および閲読者)の40.8%が「影響を受けた」と回答した。対してSNSユーザーでは13.9%に留まっている。
影響を受けた商品ジャンルはブログでは「書籍」(27.5%)「パソコン・周辺機器」(22.5%)「家電製品」(21.4%)「食品」(21.0%)の順で影響が強い。一方、SNSでは「書籍」(34.0%)「CD/DVD」(27.1%)が相対的に高いことが特徴。
またブログやSNSからの情報は購買のどのタイミングで影響を受けたかを尋ねたところ、「(ブログ・SNSで)存在を知った」(ブログ41.3%、SNS45.2%)という認知段階よりも「商品やサービスに興味を持った」(ブログ48.7%、SNS 51.6%。)、「購入するきっかけとなった」(ブログ48.4%、SNS46.3%)など購買により近いタイミングで消費者の判断に関与している。更に、「その情報で購入を決めた」のはブログ利用者で22.7%、SNSユーザーで27.7%だった。
CGMにおける購買行動への影響
https://datasignal.nikkei-r.co.jp/modules/smartsection/item.php?itemid=42