SEMリサーチ

企業で働くウェブマスター向けに、インターネット検索やSEOの専門的な話題を扱います

GoogleユーザはAmazon.com、Yahoo!ユーザはAT&T が好き - 米調査

「BingユーザはWalmartを、GoogleユーザはTargetやAmazon.comを、Yahoo!ユーザはAT&TやSprintのブランドを好む」 - 米WPPの一部門・ワンダーマンとBrandAsset Consulting、Zaaz 、Competeが共同で実施した、検索エンジンブランドと消費者行動の関係性についての調査でこんな結果が明らかとなった。詳細なレポートは近日リリースされる予定。

調査によると、消費者がブランドサイトを検索する際に利用する検索エンジンが、ブランドに対する認識だけでなく、消費者の意志決定にも影響を与えることが明らかになった。利用する検索エンジンや、旅行、自動車、小売り、無線通信といったカテゴリによって消費者の関与(consumer engagement)の程度に差が見られるという。

検索エンジン毎の消費者のプロファイルは、次の傾向が顕著だった。GoogleユーザはJetBlueで航空券の予約をしたり、Hotwireで宿泊予約を行う。また、GoogleユーザはLexusについて調べるのに対してBingユーザはToyotaについて調べる傾向がある。

調査は検索エンジン利用者のたくさんの人口統計的あるいは心理学的な情報も明らかにしている。AOLユーザは同僚よりも理知的ではないと感じ、年齢は55歳以上、将来にそれほど期待しない、ダイアルアップモデムを使う、など。あるいは、Bingユーザは中高年で工学例、1週間に10時間以上をオンラインで費やし、ハイテク好きな傾向がある。

Innovators Use Bing [Sillicon Alley Insider]

http://www.businessinsider.com/innovators-use-bing-not-google-or-yahoo-2010-2

#

検索エンジンによってユーザの性質は異なるので、それにあわせてマーケティングを考えようよ、という話。

COPYRIGHT © 1997-2021 渡辺隆広(わたなべ たかひろ) ALL RIGHTS RESERVED.

お問い合わせ(お仕事の相談、講演依頼など)

SEMリサーチ(www.sem-r.com)に掲載している文章及び図版の無断使用及び転載を禁じます。著作権侵害行為には厳正に対処します。

免責事項:SEMリサーチは、本記事中で触れている企業、商品、サービスの全て(情報)について、有用性、適合性、正確性、安全性、最新性、真実性に関する一切の保証をしておりません。各自の判断でご利用下さい。