The Financial Expressによると、Google India、Yahoo! India、Microsoftの3社は、インド国内のユーザが、出産前の性別判定検査(胎児性別診断)に関する検索広告にアクセスできないようにする措置を行った。
インドでは出産前の胎児の性別を診断することは1996年以降、法律で禁止されており、関連する広告も違法。「胎児の性別診断に関するいかなる検索広告も表示してはならない」というインド情報技術局の要請を受けて検索各社が対応した。
Yahoo! IndiaとMicrosoftは現在、検索結果に胎児性別診断に関する広告リンクを掲載していない。
Googleは広告が掲載されないよう措置をしているものの、掲載されてしまう場合もあることを認めている。このため、広告主が同広告のターゲットをインドに設定した場合、ユーザのIPアドレスがインド国内と判定した場合にアクセスをブロックするほか、特定のキーワードで検索した時に広告が非表示になるための技術を開発したという。この結果、 sex determination, determination of sex and gender などのキーワードで検索しても広告が掲載されないようになっている。
インドでは男尊女卑観念が残っており、新生児の男女比率もいびつになっている。
Google, Yahoo!, MSN block pre-natal sex determination ads