フリービット株式会社は2011年1月28日、グループ会社の株式会社フルスピードと共同でインターネットでのサイト検索の利便性を高めることを目的としたディレクトリーサービス事業に参入すると発表した。
フリービットが持つ全国300社を超えるISP(インターネットプロバイダー事業者)パートナーと連携して、各社のウェブサイトにディレクトリーを構築する。サイト運営者は、フリービットが構築するディレクトリーに自社サイトを掲載することにより、各ISPサイトからのアクセス増加が見込めるだけでなく、多数の被リンク獲得によるSEO効果も期待できるという。
サイト登録サービスは「プロバイダーリンク」という名称で提供する。審査料は31,500円だが、フルスピードクラブ会員企業は50%オフの料金で登録審査を申し込める。
フリービット、フルスピードと共同でSEO効果にも期待できる「ディレクトリーサービス事業」に参入
http://freebit.com/press/pr2011/20110128.html
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フリービットはISPアウトソーシングサービス事業を展開しているので草創期から運営されている全国各地の中小ISP事業者と関係があります。このISPサイトを巨大な検索順位操作目的の巨大なリンクネットワークとして機能させようというのが、このディレクトリーサービス事業(プロバイダーリンク)というわけですね。企業からすれば、31,500円支払うだけで300社以上のサイトから被リンクが集められるわけですからおいしいと考えるでしょう。
ただし過去に世界中でDMOZ (ODP, Open Directory Project)クローンが大量発生したときには、Google はコピーディレクトリを全部排除(評価しない)するという対策をとってきました。現在も Google は独自性の低いコピーコンテンツは評価をしないという方針ですので、プロバイダーリンクで実際にパートナー数分の被リンク効果が得られるかというと疑問です。