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Google Analytics、「サイトの速度」レポート追加

米Googleは2011年5月4日、新版Google Analyticsの新機能として、ページロード時間をレポートする「サイトの速度(Site Speed Analytics)」レポートを追加したことを公式ブログで発表した。新版Google Analyticsはベータ版で提供されているが、日本語版にも「サイトのスピード」として表示されることを確認した。

Googleは検索のみならずウェブ全体の体験を改善する方法の1つとしてウェブを速くする方針を打ち出している。速いウェブは企業と訪問者双方にとってメリットがあるからだ。コンテンツ読み込み速度の遅いランディングページはコンバージョン率を低下させたり、アドワーズ広告の品質スコアやオーガニック検索の順位にネガティブな影響を与える可能性すらある。

サイトスピードは、ウェブ解析のプロセスで参照されることが重要と考え、今回の新レポートの追加に至った。サイトの速度レポートは、読み込み速度が遅いランディングページの特定や、ブラウザ別の読み込み時間の差異、訪問者のアクセス元別ロード時間の分析などに活用できるとしている。

なお、サイトの速度レポートはデフォルトで無効となっている。有効にするには、Google Analyticsのトラッキングコードを編集する必要がある。_gaq.push(['_trackPageLoadTime']);を追加するが、具体的にはGoogle Helpページを参照してほしい。

Google Analytics Site Speed (トラッキングコード編集方法について)

http://www.google.com/support/analyticshelp/bin/answer.py?hl=en&answer=1205784&topic=1120718

Measure Page Load Time with Site Speed Analytics Report

http://analytics.blogspot.com/2011/05/measure-page-load-time-with-site-speed.html

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