10年ほど前までは効果的だったリンク構築手法の1つとして挙げるとすれば、中小規模の検索エンジンへの登録が挙げられるでしょう。昔はフリーCGIを使った検索エンジンや、無料で誰でも登録可能なリンク集が無数にありましたから、それらをリンク数増加目的で利用したことがある人はきっといるでしょう。当時は現在のようなTwitterやブログなど多数の個人ユーザーが情報を発信できるプラットフォームはありませんでしたから、こういったソースに頼らざるを得ない側面もありました。
ただ、2012年現在の今はどうかというと、GoogleのJohn Muller氏が指摘するように、意味はありませんし、場合によってはGoogleガイドライン違反と判断される場合もあります。
Hi and welcome to the forum! As "I know nothing" mentioned, these services are not needed and can even be counter-productive (if they create unnatural links for your site, which would be against our Webmaster Guidelines). Cheers John [John Muller, Google, Submit Website Services]
ここでMuller氏が指摘する、「検索エンジン登録代行サービス」とは、数百・数千ものリンク集や検索エンジンサイトに登録するタイプのサービスを指しています。Yahoo! JAPAN ビジネスエクスプレス(カテゴリ登録)のような単一サイトへの登録行為そのものを指しているわけではありませんのでご注意ください。また、「弊社のディレクトリに登録すると、提携先のディレクトリ○○件のサイトにも同時掲載されます」といったディレクトリシンジケーションは、ケースバイケースです(結果としてグレーゾーンなリンクが構築されたり、価値のないリンクを多数生みだしているシンジケーションディレクトリもあるので、どことは言いませんが)。
で、数千ものリンクに登録するサービスというのは、実はそのサービス提供元が自分で作り出したリンク集やサーチエンジンに登録するものであったり(つまり意味がない)、ほとんどでエラーメッセージが返ってきて正常に登録されなかったりで、まともなサービス、SEOで期待するような効果が得られるサービスは、今日ではあまりありません。