米Google・マットカッツ氏は2013年12月21日、リンクを購入するサイト、販売するサイトのみならず、賄賂をもらって執筆記事にSEO目的のリンクを埋め込んでいるブロガーやジャーナリストへの対策にも乗り出している姿勢を鮮明にした。
カッツ氏が"Shady Marketing Firms Are Still Quietly Bribing Bloggers"の記事を紹介しつつ言及した。一般的に、有料リンクとは検索順位を上げたいサイト運営者(=リンク購入者)と、収益を得たいサイト運営者(=リンク販売者)の間の取引によって成立する。
Recall http://t.co/ngSLofk0VF ? We're taking action on hundreds of buyers, dozens of sites, & dozens of spammy writers.
— Matt Cutts (@mattcutts) 2013, 12月 20
今回カッツ氏が問題にしているのは、リンク購入希望者がブロガーやライターに賄賂を渡して、記事を執筆する時に自分のサイトに向けたリンクを埋め込むように依頼するケースだ。このリンクはSEOを狙ったもので、ブロガーやジャーナリストは、あたかも「自然に」そのサイトに言及したかのようにリンク付きで紹介する。リンクを設置される側の運営者はこの(スパムリンクが設置されている)事実に一切関与せず、あくまでリンク購入希望者とライターの間での取引になっている点が特徴だ。
無論、こうしたSEO目的、検索順位を上昇させる目的でリンク購入者とブロガーやライターが裏取引であたかも自然なリンクを装って設置する行為は、ガイドライン違反に該当する。Googleが具体的にどのように、こうした贈収賄を特定するのかは不明だが、少なくともこうした取引が行われていることは認識しており、対策を検討しているということだ。
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書き忘れました。「うぉ、これGoogleはどうして裏取引のあるリンクと判定したんだろう」という驚き事例を見たことがあるので、上記のことは、Googleはやろうと思えばできるんでしょう。