先日、早ければ今週にも実施されると告知されたペンギンアップデート3.0だが、最後にペンギンアップデートが実施されたのは昨年の10月4日だ。ちょうど1年が経過したことになる。
金曜日から日曜日にかけて一部の検索キーワードで Google検索結果の順位変動が観測されたものの、現時点(23:20)で元通りに戻っている。これはペンギンアップデートとは関係がなさそうだ。
ペンギンは検索エンジンスパムを排除することを目的とした検索アルゴリズムの変更。日本語ウェブページでは、ワードサラダ(意味不明な文章で構成されるキーワードを詰め込んだだけのページ)や隠しテキスト、過剰な相互リンクなど、定番のスパムであるものの地方の中小企業が手を染めていることも多い手法が軒並み無効にされてきたことを確認している。今回は Google が「ペンギンのプログラムコードの多くを書き換えた」と説明していることから、より効果的にスパムページが無効になることが予想される。
[UPDATE] 2014/10/21 ペンギンアップデート3.0が実施された。ペンギンアルゴリズムが標的としたサイトは、薄っぺらな内容のページからのリンク無効化、タイトルやaltへのテキスト詰め込み、繰り返し記述などの過剰な施策が中心だった。ただし検索クエリのカテゴリによって変動状況が大きく異なっている。詳細はGoogle ペンギンアップデート3.0 傾向と対策を参考にしてほしい。