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LookSmart 対策 (1) - LookSmart とは?

LookSmart の紹介及び LookSmart の submit-a-site (サブミットアサイト:有料審査サービス)の利用方法についての解説です。

LookSmartとは?

LookSmart Japan

LookSmart(よみ:ルックスマート)はディレクトリー型検索エンジンの1つです。

Yahoo!JAPAN や DMOZ のように、ウェブサイトを内容別にカテゴリ分類して掲載しています。LookSmart は質の高いウェブサイトを掲載するためにウェブサイトの内容を審査するエディターを用意し、このエディターの審査に通過したサイトのみが掲載されています。2002年6月現在でおよそ30万件のウェブサイトデータが登録されています。

LookSmartを同じディレクトリー型検索エンジンである Yahoo!JAPAN や DMOZ と比較した際、その検索サービスの運営方法に違いがあります。LookSmart はディレクトリーを構築している一方で自社で検索サービスを提供しているわけではありません。例えば Yahoo!JAPAN であれば www.yahoo.co.jp、DMOZ であれば www.dmoz.org といったサイトがありますが、LookSmart は自社で検索サイトを持っていません。代わりに LookSmart は自分で構築したディレクトリーデータを他社に供給をしています。つまり LookSmart はディレクトリー型検索エンジンを構築する会社で、そのライセンスを与えて収益を上げるビジネスを展開している会社なのです。

LookSmart のディレクトリーは世界の様々なポータルサイトに採用されています。日本国内では MSN や ODN、Excite といったポータルサイトや検索サイトが LookSmart 検索ディレクトリーを採用をしています。従って LookSmartと提携してディレクトリーのライセンス供与を受けているポータルサイトでは、外見上のデザインは異なっても全く同一のディレクトリーデータベースを用いた検索サービスが提供されています。

LookSmart はディレクトリーデータベースの構築を中心にビジネスを行っていますが、検索エンジンを活用したターゲティング広告需要の高まりと共に、このディレクトリーを活用したCPC型/成果報酬型の有料リスティング広告(サブサイトリスティング)の提供もしています。

70%のインターネットユーザーにリーチする LookSmart

LookSmart は世界の様々な検索サイトやポータルサイトにそのディレクトリーデータを提供しています。日本で LookSmart のディレクトリーを採用しているポータルサイトは次の通りです:BIGLOBE、MSN、Excite、ODN、So-net、Fresheye、DION、hi-ho。こちらの検索エンジン提携関係図も参考にして下さい。

以前は自社でディレクトリーを構築していた Excite、Lycos、Fresheye がここ1年の間に相次いで LookSmart を採用しています。2003年9月10日現在で上記9つのサイトに採用されています。

LookSmart 登録によってアクセスアップは期待できるか?

LookSmart は日本国内大手のISP系ポータルサイトや検索ポータルサイトにディレクトリーデータを提供しており、LookSmart の説明によると日本のサーチエンジントラフィックのおよそ80%を占めているという調査結果が出ています。

では実際に LookSmart にサイトを登録すると、トラフィック増加が期待できるのか、というと残念ながらそういうわけではありません。

これには2つの理由があります。1つは先述したポータルサイトにアクセスしている人の大多数は検索サービス利用目的でアクセスしているわけではない、ということです。ISP系ポータルサイトの多くは会員サービスや各ISPが提供するコンテンツ利用目的でアクセスしていたり、あるいはPC初心者がISP契約を行ったときに自動的にホームページとしてISP系ポータルサイトが設定されたから、というのが大半です。インターネットユーザーの多くは「検索目的」であれば Google や Yahoo!JAPAN を始めとするポータルサイトにアクセスしていきます。LookSmart の出したデータはあくまで各ポータルサイトの訪問者数にすぎず、その中に検索目的の利用ユーザーはあまり含まれていないことが、実際のアクセス増加には結びつかない1つ目の理由です。

2つ目の理由として、LookSmart の検索結果の表示方法に問題があります。提携しているポータルサイトが検索サービスの中で LookSmart の検索結果をどのように表示するのかはポータルサイト側に任されています。ユーザーからの検索要求に対して一番最初に表示する検索結果(これを第1優先検索結果と呼びます)に LookSmart を表示しているポータルサイトは、MSN のみであり、ほとんどの検索エンジンは第2優先検索結果、またはユーザーが任意に「カテゴリ検索」を選択しないと表示されないようになっています。※ 検索結果の表示方法及び順番については、別コラムをご参照下さい。ほとんどのユーザーは第1優先検索結果の中から自分が探し求めている情報を見つけようとしますし、オプションを利用する事で異なるインデックスからの検索結果を表示できること自体知りませんので、いくら提携ポータルサイトが多くても第1優先検索結果で表示するサイトがほとんど存在しないのであれば意味がない、ということです。

SEO の観点からみた LookSmart の価値

では、SEO の観点から LookSmart に登録する価値はあるでしょうか?これについては、ある程度の効果を期待できますので登録する意味はあります。

LookSmart はウェブ上に存在するディレクトリーサイトとしては Yahoo!やDMOZ に次ぐ規模のディレクトリーです。また、エディターの審査を経たサイトを集めておりますので有益なウェブサイトが掲載されていることは事実です。従って LookSmart に登録されていることによりロボット型検索エンジンに対するリンク対策やサイトテーマ対策としては有効です。LookSmart は登録することで直接アクセスアップに繋がることを期待するよりも、ロボット型検索エンジン対策として登録すると考えてください。

次回はLookSmart への掲載方法について解説していきます。

LookSmart submit-a-site 申し込みをされたい方はLookSmart「Submit-a-Site」登録審査サービス こちらより。

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