米Googleが提供するソーシャル検索サービスにおいて、Twitterでフォローしているユーザが作成したコンテンツが表示されるようになった。
Google Social Searchは、ユーザのソーシャルグラフ(人間関係、Googleはソーシャルサークルと呼んでいる)を参照して、検索結果をカスタマイズするサービス。Gmailのコンタクトリスト上のユーザやRSSフィードの購読先サイトのユーザなど、友人や面識のあるユーザが作成したコンテンツを検索結果に表示する。2009年10月末から実験的機能として公開されており、Google Experimental searchからSocial Searchを有効にして、Googleアカウントにサインインすることで利用できる。
リリース時点でGoogleが参照するソーシャルグラフは、GmailコンタクトリストやRSSフィードの購読先など、Google Profileに登録したソーシャルサービスの一部に限定して参照しているのみだった。
2010年1月12日時点では、Twitterでフォローしているユーザ、フォロー先のユーザのフォロー先、あるいは profile.livedoor.com でつながりがあるユーザのコンテンツが検索結果に表示されていることを確認した。検索結果には、Twitterでつぶやいた(紹介・言及した)リンク先ページが表示されることから、Tweetで紹介したリンクも分析していることが伺える。なお、ソーシャル検索結果に外部のソーシャルサービスの交流関係を反映するためには、Google ProfileにTwitterのリンクを登録しておく必要がある。
昨年のSocial Searchリリース時点よりも、ソーシャルグラフの参照先ソースは着実に増えている。今後、通常ウェブ検索のパーソナライズ検索と平行して、ユーザの交流関係を把握し、一人一人にあわせて検索結果に関連性のあるコンテンツを表示していく動きは加速していきそうだ。
Google Social Search