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Google、多言語サイト向け rel-alternate-hreflang のデバッグ機能を追加

Google は2014年7月15日、多地域、多言語サイトのコンテンツを検索結果に掲載する時に、ユーザーの使用言語・接続元にあわせて適切なバージョンのページ(URL)を表示できるようにする rel-alternate-hreflang アノテーションの導入を支援する新機能を発表した。

Googleウェブマスターツールの「インターナショナル ターゲティング」に、rel-alternate-hreflang のデバッグ機能が追加された。

rel-alternate-hreflang アノテーションは、多地域、多言語のサイトが導入することを想定したアノテーション。たとえば、(1) TripAdvisor や Hotels.com のような、1つ1つの宿泊施設に対応する多数の言語バージョンが存在するサイトや、(2) T-Mobile や Verizon が運営するユーザーフォーラムサイトのように、ナビゲーションやフッターなどサイト共通のテンプレート部分のみは各国翻訳されているが、コンテンツの大部分(=ユーザーの書き込みそのもの)は常に1つの言語を使用するケース、(3) コンテンツの大部分は同じであるが、アメリカ英語/イギリス英語/アイルランド英語/ニュージーランド英語のように、各地域にあわせて方言を用いているケースにおいて、rel-alternate-hreflang を利用する(詳細は『グーグル、「rel=alternate hreflang=x」サポートを拡張、多言語サイトを適切にインデックス可能に』を参照のこと)。

例えば、商品名「tsujiXYZ」の詳細ページを記す日本語と英語の2つのバージョンのページが存在したとする。rel-alternate-hreflang アノテーションを正しく設定すると、google.co.jp でクエリ"tsujiXYZ"で検索した時には日本語版のページURLが、google.com で"tsujiXYZ"と検索した時には英語版のページURLが検索結果に表示されるようになる。

rel-alternate-hreflang アノテーションのデバッグ機能は、次の問題を特定することに役立てることが可能だ。第1に「リターンリンクの欠落(Missing return links)」第2に「不適切な hreflang 値(Incorrect hreflang values)」だ。

第1に、rel-alternate-hreflang はページレベルで設定する必要があるので、たとえばページ A がアノテーションとして B (別言語版)を参照しているのであれば、同様にページ B も別言語版であるページ A を参照していなければならない。この相互参照が正しく行われていない場合にエラーを表示する。

第2の不適切な hreflang 値とは、言語指定に用いる属性の値は、ISO 639-1 形式で指定した言語コード(「es」など)か、国コード(ISO 3166-1 Alpha 2 形式で指定)と言語コードの組み合わせ(「es-AR」など)のいずれかである必要がある。これら以外の形式で記述されている場合に、デバッグ画面上でエラーを表す。

Troubleshooting hreflang annotations in Webmaster Tools

http://googlewebmastercentral.blogspot.jp/2014/07/troubleshooting-hreflang-annotations-in.html

ウェブマスター ツールで hreflang のアノテーションに関するトラブルシューティングができるようになりました

http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2014/07/troubleshooting-hreflang-annotations-in.html

言語や地域の URL に hreflang を使用する

https://support.google.com/webmasters/answer/189077

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