サーチテクノロジー企業の米Covario(旧SEMDirector)は2008年3月31日、サイトに施した変更と検索エンジンでのランキングの相関関係を調査した結果を発表した。2007年3月1日から2007年10月15日までの7ヶ月にわたり、同社のFortune 500クラスの25の広告主が運営する300のブランドサイトを、CovarioのSEOパフォーマンス分析ツール「Covario Organic Search Insight」を使って調査した。
Covarioによると自然検索のランキングに影響を与える要素は「テクニカル要因(タグやURLの問題)」、「検索エンジン視点のコンテクスト(外部リンクの関連性など)」、そして「コンテンツ」の3つに分類できるという。今回のちょうさでCovarioはGoogle、Yahoo!、MSNそれぞれがこの3要素への変更に対してどのように反応するかを明らかにした。
結果は、Googleはテクニカル要因に対してYahoo!よりも15倍、MSNよりも2倍、敏感に反応した。また、リンク戦略についてGoogleはMSNより50%敏感、そしてコンテンツの問題では他の検索エンジンよりGoogleは25%鈍感だった。
同時に、サイトへのコンテンツ展開において問題になるのはその場所であること、ウェブサイトやページのどこに戦略的にキーワードを記述するかによってランキングのパフォーマンスが大きく変化することも明らかとなった。リンクについては数より質が問題であり、リンクの数と順位に相関関係は見当たらなかったが、リンクの質と順位には有意義な相関関係が認められたとしている。
Covario Announces Results from Seven-Month Study of 300 Large Brand Web Sites [Covario]
http://www.centredaily.com/business/technology/story/492946.html
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リンクは数じゃなく質が大事というのは昔からいわれていたことだけどね。これわかってない人が日本には多いけど。