SEMリサーチ

企業で働くウェブマスター向けに、インターネット検索やSEOの専門的な話題を扱います

中国政府、Googleサービスへのアクセスを遮断

ロイターなどの報道によると、中国政府が2012年11月9日、同国内のGoogleが提供する各種ウェブサービスへのインターネット接続を遮断していることが明らかとなった。同社が公開している Google Transparency Report では9日からトラフィックが急速に減少している。

中国国内から、Google検索、Gmail、Google Maps、Google Analytics など各種Googleプロダクトへのアクセスがブロックされていたが、11日時点で回復しつつあるようだ。中国で開催中の、次の10年の指導者を決める第18回中国共産党大会が開催されていることが関係している模様だ。GreatFire.orgによると、中国政府によるGoogleサービスへの遮断は2011年2月以来。

米Googleは中国政府の規制に反発し、2010年に中国国内で義務づけられる検索結果の自己検閲の中止を発表し、サーバを香港に移転させている。検索シェアは最新の調査によると4.72% (Marbridge Consulting puts Googl調べ)まで低下している。

Google

Google Transparency Report

http://www.google.com/transparencyreport/traffic/?r=CN&l=EVERYTHING&csd=1351988975172&ced=1352595600000

Google says multiple services blocked in China

http://www.reuters.com/article/2012/11/09/net-us-google-china-idUSBRE8A81FU20121109

Google.com blocked in China

https://en.greatfire.org/blog/2012/nov/googlecom-blocked-china

COPYRIGHT © 1997-2021 渡辺隆広(わたなべ たかひろ) ALL RIGHTS RESERVED.

お問い合わせ(お仕事の相談、講演依頼など)

SEMリサーチ(www.sem-r.com)に掲載している文章及び図版の無断使用及び転載を禁じます。著作権侵害行為には厳正に対処します。

免責事項:SEMリサーチは、本記事中で触れている企業、商品、サービスの全て(情報)について、有用性、適合性、正確性、安全性、最新性、真実性に関する一切の保証をしておりません。各自の判断でご利用下さい。