Googleが米国内の検索利用者向けに提供しているローカルカルーセル(Local Carousel)が、日本語キーワードにも対応したことを確認した。PCからGoogle米国版(www.google.com)に米国内からアクセスして、本文以下に紹介するようなキーワードで検索することにより確認できる。スマートフォンでは表示されない。
"カルーセル"(Carousel)はWebデザインの世界でいう「カルーセルパネル」のカルーセルで、コンテンツを横一列に表示してスライド表示するデザイン形式。例えば、Googleナレッジグラフの「他の人はこちらも検索」のリンクをクリックした時に、自然検索結果上部に人物情報がカルーセルで表示されることが確認できる(例 本田翼、国立新美術館)。
ローカルカルーセルは、地域の施設情報をカルーセルで表示するもので、2013年6月頃に米国で提供開始された。2014年1月1日時点で、例えば「品川 ホテル」「ケーキ 表参道」「フランス料理 新宿」「赤坂 バー」といった、宿泊施設や飲食店関連の検索キーワードと、エリア系クエリの掛け合わせ時にローカルカルーセルの検索結果を確認することができた。
カルーセルで表示する情報は、施設の写真とレビュー数及び評価点数。いずれの情報も、Google+ローカルページから引用されているので、今後、日本国内でも正式にGoogleローカルカルーセルが提供開始された際には、事業者によってはGoogle+ローカルページの開設と情報の充実を検討することも必要になるだろう。
なお、ローカルカルーセルは観察する限り、検索クエリに対して一定数以上の事業者が存在する場合に表示される。表示順序(左から右へ)は、ユーザーレビューの点数/数のほか、料金での並び替えも可能。画面右側に並び替え変更メニューが表示されるが、キーワードによって表示される場合とされない場合がある。宿泊施設では並び替え変更が可能だった。