米Googleは2010年1月27日、ユーザの交流関係データに基づいて関連性のある検索結果を表示する、「Google Social Search」(グーグル・ソーシャル・サーチ)をベータ版として公開した。
[UPDATE] 2011/05/19 Google、ソーシャル検索 日本語版を公開
ソーシャル検索は、ソーシャルサークル(交流関係、あるいはソーシャルグラフ)を参照して検索結果をカスタマイズする検索サービス。2009年10月下旬に実験的機能として、オプトインしたユーザを対象に提供されていたが、同日よりgoogle.comでベータ版として全ユーザに提供される。
たとえば、同じ飲食店のレビューでも、知人が書いたレビューの方が参考になることは少なくない。こうした、人間関係的に適合性の高いコンテンツを提示するのがソーシャル検索の狙いだ。ベータ版提供にあわせて、Googleイメージ検索にも対応して、PicasaやFlickrで共有されている、知人が作成したイラストや写真も検索結果に表示されるようになった。
Googleソーシャル検索の人間関係データは、ソーシャルサービス(Facebook、MySpace、Twitterなど)、Gmailコンタクトリスト、RSSフィードの購読先、Flickr、Picasaなどを参照している。同社のGoogle Profileにこれらを登録することで、自分と関係があるユーザの検索結果に反映され、ソーシャル化していく。検索結果画面に表れる「My social circle」「My social content」のリンクを辿ることで、Googleが参照するソーシャルサークルの一部を確認できる。
Search is getting more social
http://googleblog.blogspot.com/2010/01/search-is-getting-more-social.html
cf.
Googleソーシャル検索、Twitterフォローした相手のコンテンツ表示を開始 SEM R
[UPDATE] 2010年の公開ベータ版後、多くの改良を加えた末、2011年5月に日本でもソーシャル検索がリリースされている。