米Googleウェブスパムチームトップの Matt Cutts(マットカッツ)氏は2014年3月13日、サンノゼで開催中の SMX West 2014 (Third Door Media, Inc.) 3日目のセッション"Meet The Search Engines"において、次世代のパンダアップデートの準備を進めていることを明らかにした。
この新しいパンダアップデートの具体的な導入時期や詳細については明かさなかった。現在同氏チーム所属の Google エンジニアがこのアップデートのための開発準備を行っているという。同氏によると、このパンダは、小規模なサイトや事業者にポジティブな影響が出るはずだと述べている。最初の(2011年2月)パンダアップデートが導入された当初は数多くのサイトに激しく影響を与えていたが、準備中の次世代パンダは穏やかなものになると述べている。
パンダアップデートとは2011年2月に実施された、コンテンツ品質評価に関する Google検索ランキングアルゴリズムの変更を指す名称のこと。ユーザーに役立つ、高品質なコンテンツが検索上位に表示されるように適切に評価する一方、薄っぺらで役に立たないコンテンツを検索結果から排除することを目指した。2014年3月現在、特に Google から告知はされていないが1ヶ月に1度のペースで同アップデートの更新適用が行われている。
We are working on the next generation of Panda @mattcutts #smx #33A
— Chipper Nicodemus (@chipnicodemus) 2014, 3月 13
. @mattcutts says G is working on the next generation of panda - which may make panda appear "more soft" #smx
— Rae Hoffman (@sugarrae) 2014, 3月 13
.@MattCutts announced at @SMX West that the newest Panda update will have a positive impact on small businesses. http://t.co/IHQXkWcXIr #SEO
— Search Engine Land (@sengineland) 2014, 3月 13
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小規模な事業者、サイトに直接、好影響があるということは、相対的に情報量も言及量も少ないサイトのコンテンツも適切に評価できるようにするためのアルゴリズム変更なんでしょうかね。現在は、単にページ数両が多いからという理由だけで検索上位を占拠できなくなったとはいえ、それでも大規模サイトの方が(適切なSEO運用が行われているという条件下で)有利であることに変わりありませんし。[UPDATE] 某メディアが中途半端に真似た間違い記事を公開していましたので、こちらの記事を少し更新させて頂きました。業界事情わからないなら潔くコピペすればいいのに!