米Googleの検索品質担当ディレクター・Johanna Wrightが2008年5月20日、プレスイベント「Factory Tour of Search」にてユニバーサル検索の概要について語った。
ユニバーサル検索は、動画や地図、ニュース、書籍、画像などあらゆる種類のコンテンツをセットにして1つの検索結果画面上に表示するもの。2007年5月に発表されて以後、米国を中心に徐々に拡大していた。2007年は動画、地図、ニュース、書籍、画像に対応していたユニバーサル検索だが、2008年現在はさらに商品、ブログにも対応している。また、ローカル検索にユーザーレビューへのリンクを追加したほか、Google (YouTube)以外がホストする動画のインデックスも改善してきた。
プレゼンテーション資料によると具体的な数値は明らかにされていないが、昨年比で動画と書籍の表示割合が特に大きく拡大していることがわかる。また、今年からグローバル展開を進め、日本を始め世界各国150カ国・100言語にてニバーサル検索を利用可能になっている。
Johanna Wrightはまた、Googleウェブ検索チームはユーザーの検索意図を正確に把握するための改良を続けているほか、言語の壁を越えて情報を取得できるようにしている(クロスランゲージ検索結果)ことも明らかにした。
cf.
Google:ユニバーサル検索(結果)が占める割合は? - 米comScore 2008 :: SEM R
グーグル、ウェブ検索上に地図や地域情報、ユーザレビューへのリンクを掲載 - ユニバーサル検索 :: SEM R